大腸憩室炎の話

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私の卵巣嚢腫が発覚したのはエクアドルで発熱と腹痛を発症したことがきっかけです。
しかし、結局のところ卵巣嚢腫と発熱・腹痛は全く関係ありませんでした
大腸の憩室炎を発症し、それに伴う検査を行った際にたまたま卵巣嚢腫が見つかりました。

今回は大腸の憩室炎についてのお話です。

目次

大腸の憩室炎とは

こちらに詳しく記載されています。

https://medicalnote.jp/diseases/%E6%86%A9%E5%AE%A4%E7%82%8E

大腸には憩室と呼ばれる突起部分があります。
(10人に1人の割合であるそう。)

憩室があること自体は特に問題は無いそうです。
しかし、何らかの理由でこの憩室に細菌が溜まると、炎症を起こし腹痛や発熱を招くとのことです。

有名人だとカンニングの竹山さんや玉置浩二さんも、同じ病気で入院や休養をしたと報道されていました。

私の症状について

まずじわじわと熱が出ました。
当初は微熱程度でしたが、翌日には39度近くまで上がっていたと思います。
(体温計が無かったので感覚的にです)
30度を超える気温の中でも寒気を感じるくらいの発熱でした。

お腹の痛みも発熱と共に増していきました。
この腹痛は、お腹が冷えた時に感じる痛みや生理の時の痛みとは違う種類の痛みでした。

「じわじわ」「ぐーっ…」と真顔ではいられないほど痛む感じです。
押しても痛みはないのですが、押した手を離す時に”響く”感じで思わず「痛っっ…」と言ってしまうほどでした。

痛くなったのはおへその右側です。
下痢やおう吐などの症状はありませんでした。

発覚の経緯

エクアドルでは「盲腸かもしれない」と言われました。
今までに経験したことの無い腹痛だったので、私も「そうか、盲腸か…」という気持ちでいました。

しかし日本に帰って検査をするとCT・レントゲンでは所見無し。
血液検査で”体の炎症を表す数値”だけが以上に高かったそうです。

医師の診断は「盲腸ではないが、体のどこかが炎症を起こしている」という曖昧なものでした。
…というのも、病院に行ったのは大晦日の夜の救急外来。
消化器内科の先生は不在で、詳細な判断はできなかったのだと思います。

緊急入院

そしてそのまま緊急入院することになりました。
病名が特定できないため、詳しく検査をし経過を見ながら治療をしていくと告げられました。

入院してすぐに抗生物質の点滴が始まりました。
憩室炎の治療は本来ならば絶食で行うことが多いようですが、私の場合この時点で憩室炎という診断が出ておらず…。
そのため、好きな物を好きなだけもりもり食べていました…笑

入院2日目(元旦…)からは点滴のおかげか、腹痛も発熱もだいぶ楽に。

入院から数日後に消化器内科の医師から

憩室炎で、腸に穴が開いていたと思われます。若いので直りも早かったようですが…

と、話がありました。

8日間の入院で腹痛も発熱も全く無くなり、何事も無かったかのように元気になりました。
(卵巣嚢腫が発覚してしまったのですが…)

原因

正確な原因は不明です。
(入院当初は憩室炎だということすらわからなかったので)

しかし、10日間の旅行で生活リズムが崩れ、お通じがあまり無かったことは確か。
普段は便秘になることはあまり無いですが、この時は3日くらいお通じがありませんでした。
この便秘で憩室に細菌が溜まってしまったのでは…と思っています。

経過

退院後、1か月程は刺激物(辛い物やアルコール)の摂取は控えるようにと言われました。
その後特に腹痛などは起こっていません。
元々そこまで便秘ではなかったのですが、腸内環境を整えたいと思いビオフェルミンを服用するようになりました。

中年以降の人が憩室炎を発症すると、まれにその部分から大腸癌が見つかることがあります。若い場合はほぼその可能性はありませんが、機会があれば検査しておいたほうがいいと思います。

と医師から言われたので、6月に大腸の内視鏡検査を受けてきた際のお話はこちらです。

https://goodbye-cyst.net/diverticulitis1/

https://goodbye-cyst.net/diverticulitis2/

https://goodbye-cyst.net/diverticulitis3/

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