卵巣嚢腫発覚の経緯2 ~空港から救急外来へ直行~

アイキャッチ 1 発覚の経緯

2015.12.31 帰国

成田空港到着

空港スタッフさんや客室乗務員の方々のおかげで、なんとか30時間のフライトを乗り切り帰国することができた。

ガラパゴス-キト-ヒューストン-成田…飛行機を3回も乗り継ぐ過酷な行程だった。
しかし幸運なことに、一番搭乗時間の長いヒューストン-成田間は、ユナイテッド航空とANAの共同運航便で日本人の客室乗務員の方がたくさんいたのだ。

キトでも現地のスタッフの方が横に寝られるようにシートをアサインしてくださり、とてもありがたかったのだが、日系航空会社のホスピタリティはずば抜けている、と改めて感じた。
熱があり、盲腸かもしれないということを伝えると、冷えピタやポカリをたくさん用意してくださった。食事も喉を通りやすいものに差し替えてくださったり、都度気遣いの声掛けをしてくださったり、弱った身には本当にありがたかった。

(ちなみにドラマなどで「機内にお医者様はいらっしゃいますか?」という場面を見ることがある。あれは予め機内に薬や注射などが常備してあるらしいのだが、客室乗務員の方々は処置ができないため、偶然医師が搭乗していた場合に処置が可能になるそう。私も「注射ができるようにアナウンスする準備はできています。」と伝えられ、ああ…ドラマで見るあの場面が…!と意識が朦朧としつつも興奮した)

空港についてからも車いすの手配、空港クリニックまでの送迎など、信じられないほど親身になってお世話をしてくださった。
この場を借りてお礼を言いたい。

2015年12月31日UA7937便(IAH-NRT)ANA客室乗務員のみなさん、本当にありがとうございました!!!

(ちなみに盲腸じゃありませんでした…)

大晦日の救急外来へ

成田空港のクリニックにも立ち寄ったものの、ここでも詳しい検査はできないと言われ結局自宅近所の救急病院へ行くことになった。
体力も、症状も限界だった。
空港バスを降りたらスーツケースを夫に預け、タクシーを拾い、私だけ先に病院に行くことにした。

あらかじめ電話をしていたおかげかすぐに診察が始まった。
発熱と腹痛が続いていること、これまでの経過、盲腸かもしれないと言われたことを伝え、念のため謎に撮られたエコーも見せた。
問診が終わると、詳細に検査したいという旨を伝えられ、レントゲンやCTなども行った。

しかし内科の先生には原因がわからなかったようだった。
診察の最後になぜか婦人科の先生が登場し、例の椅子に座り体の中をグリグリされる触診も受けた。
(婦人科経験ゼロだったのでそれはそれはびっくりした…)

盲腸か食あたりのはずなのに、なぜこんなに原因がわからないのだろう。
…だんだんと嫌な予感がしてきた。

診察結果を待っていると、ついに名前が呼ばれた。
そして医師から告げられたのは
「今から入院して更に検査・治療していきます。」
という言葉だった。

どうやら現時点では病名は特定できないらしい。
しかし、血液検査の結果、炎症を表す数値がとんでもなく高く、体のどこかに強い炎症があるとのことだった。
入院したうえで、詳細な検査が必要とのことだった。

ただの食あたりじゃないの?
盲腸じゃないの?
入院?シャワーずっと浴びてないのに?
日本食食べられるの楽しみにしてたのに?
お正月を病院で迎えるの?
5日後には仕事なのに?

色々なことが一気に頭を巡ったあとに涙が流れた。
私の体はいったいどうなってしまうのだろう。
不安で不安で仕方がなかった。

こうして今まで大きな病気もケガもしたことのない私が入院することになった。
病室ではぁっと息をついた時にはゆく年くる年がテレビで流れていた。
そしてそのまま新年を病室で迎えた。
 
 

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