【卵巣嚢腫ブログ】発覚の経緯1 ~エクアドルでエコー検査~
2015.12.29 南米エクアドル キト
日本から遠いエクアドルの救急病院で、私は腹部エコーを撮られていた。
空港のクリニックにて
楽しかった新婚旅行もあとは飛行機に乗って帰るだけ。日本まであと30時間、旅行の写真を見返したり、思い出話に花が咲いたり♪
…する余裕など私には全く無かった。前日から発熱と耐え難いほどの腹痛があり、歩くのもままならないほどふらふらになっていたのだ。
完全に食あたりだと思っていた。
あまりの痛さに耐えかね、空港のクリニックに行くと「盲腸かもしれない。ここでは精密な検査ができないから救急病院で血液検査をしなさい。こんな状態の患者を30時間も飛行機に乗せることはできないよ。」と言われ、救急病院を紹介された。
紹介された救急病院にて
その紹介先の病院でなぜかエコーを撮られていたのだ笑、血液検査よどこへ行った…
そしてエコーが終わると「今日は血液検査ができるドクターがいない。」とのことだった。
………………??????
それって最初に言うものじゃないのか?
これがエクアドルスタイルなのか?
…というかなんでエコー撮ったんだ?
と疑問だらけだったが、ひとまず自分の知りえる精一杯のスペイン語を駆使して、エコー検査の結果について質問してみた。
「…ムイ ビエン?(=Very good?)」
↑今思いだすと笑える(結果は良かった?と聞きたかった…笑)
すると思いがけない答えが返ってきた。
「ノー。ここが肥大しているよ。とてもね。」
そう言ったドクターの指は卵巣ら辺を指していた。
…盲腸かもしれないのに、なんでそんなところが大きくなるんだよ…そこ痛くないし…検査結果までもがエクアドルスタイルなのか…と私は内心呆れていた。
エコー検査の結果は何かの間違いだと思い込んでいた。
「明日になれば血液検査はできるし、君の状態だととても飛行機には乗れそうにないから明日まで待ったほうがいいよ。君次第だけどね。」とドクターは付け加えた。
しかし今日のフライトを逃すと日本につくのが年明けになってしまう。今後のチケットがスムーズに手配できるかもわからない。しかも言葉が半分も通じないなか、入院しても大丈夫なのだろうか。
…という事を勘案して、無理をしてでも日本に帰ることを選択した。早く言葉が通じるところで適切な治療を受けたかった。
無駄に撮られたエコーの画像と、スペイン語の診断書を持たされ、エクアドルの病院をあとにした。
今思えば、あのエコー検査の結果は間違いではなかったのだ。
エクアドルへはガラパゴス諸島の観光メインで行ってきました。
まさに”動物の楽園”で最高の場所でした。
島中にいるアシカ。どこにいても自由気まま。気持ちよさそうに寝るなぁ。
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