卵巣嚢腫で開腹手術を受けた後の傷跡はどうなるか

4 退院後

手術前

卵巣嚢腫が発覚してから手術をするまで、傷跡がどうなるのか非常に不安だった。
今まで手術はおろか入院すらしたことが無かったので、”自分の体に手術跡ができる”という事実が受け入れられなかったのだ。

当初は傷がほとんど目立たないという腹腔鏡手術をしてもらえないかと思っていた。
しかし私の嚢腫は14㎝あったので、腹腔鏡手術では到底取り出せない大きさだった。
開腹手術をすると決まった時点で、せめて横に切開してもらえないかと希望した。
縦よりも横の方が体のしわ(というか三段腹的な段差…?笑)に馴染んで目立ちづらいと考えたからだ。
だが、この希望も嚢腫が大きすぎるということで叶わなかった。
手術の説明で見せられた切開の予定図はこれだ。

切開方法

”へそから下を縦に切開する、それで取り出せない場合はへその周りも切開する”
というものだ。
当時は絶望的な気分だった。
だが、今思えば仕方がないことだった。
これまで検診を受けず、このような大きさになるまで気付かなかった自分がいけないのだ。

以後ははできるだけ傷が目立たない縫合方法を調べた。
調べてみると”真皮を埋没縫合”すると傷が目立ちにくい上に抜糸も必要無いということだった。
主治医に「できればこの方法で…」と話してみると、
「今はほとんどがその方法で縫合しています。」
とのことだった。

そして迎えた手術当日

麻酔を打って眠ってしまう直前に
「なんとか横切開でやってみる。」
と伝えられた。
これから打たれる硬膜外麻酔にビビりまくって泣いていた私は、念願の横切開が叶ったのに全く喜ぶ余裕は無かった。
今思い返しても笑えるシチュエーションだ。

2016年5月時点

私の傷跡は図に書くとこのような位置にある。

術後の傷の位置

傷の長さは約12㎝だ。
12㎝の切れ目からどうやって14㎝の嚢腫を取り出したのか少し不思議だが、予想以上に傷が小さい。
見た目は細い赤色の糸がスーッと引いてあるような感じだ。
触ってみると細いミミズが皮膚の下にいるくらいの膨らみがある。
恐らくこの赤色と膨らみは一生消えないだろう。
しかしちょうどアンダーヘアに隠れる部分なので、毛が生えそろえばほとんど目立たないように思われる。
今までさんざんVラインの脱毛を検討していたのだが、脱毛してなくてよかった…と心の底から思っている。。笑


当初は受け入れがたかった手術跡だったが、今では”手術を無事に終えて元気になった証”のようにも思える。
今夜は入院中にお見舞いに来てくれた友人との飲み会だ。
元気になった喜びをしみじみ噛みしめている。

2021年3月時点

手術から約5年が経ち、傷跡にも変化があった。
まず色について。
手術直後は赤っぽいいかにも傷という感じの色だったが、現在は薄い茶色に変化している。
傷というよりはシミという感じだ。

そして形状について。
手術直後はミミズが皮膚の下にいるような感じで皮膚がもりあがっていた。
しかし現在はそのもりあがりはだいぶ解消され、ほぼ平らになっている。

5年前と比べるとかなり目立たなくなった実感がある。
現在も定期健診で婦人科に通っているのだが、
2年前くらいから通い始めた病院で「傷跡は保湿したほうがいい」と言われ、保湿ムースのようなものを処方された。
そのムースをつけ始めてからだいぶ傷跡が目立たなくなってきたように思う。

ただ主治医によると、術後のケアが悪かったために現在も傷跡が残ってしまっているとのことだった。
思い返すと術後しばらくは傷がかゆくてかゆくてかなり頻繁に掻いてしまっていたし、特別なケアは何もしていなかった。
これから手術を受ける方は傷跡のケアも頭の片隅に入れておかれると、傷跡に悩むことが少ないかもしれない。

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